人間観察好き?僕は好き。そんな記事。
Auramorteの蟻坂(@4risaka)です。ご機嫌いかが。

Twitterはマーケティングの本が出ているくらい使い方を上手く押さえると強力なツールだったりする。
一方で、たくさんの人達をこっちの思い通りに動かすのは容易ではないし、そもそもそんなコントロールは土台無理な話だったりする。

だから、「拡散希望!」っていう願望を通したい気持ちもわかるけれど、それだけじゃ人は動かない。

……だけどね、実は決定的に同じ動きをするパターンが存在するんだ。今日はその話をしてみよう。

決定論的な人々のふるまい

決定論的。つまり、ある試行をしたときにかなり高い確率でそうなるものだと思ってくれて差し支えない。僕が観測してみてはっきりわかっているものを2つほど紹介するよ。

あ、本文中では便宜的に「いいね」を「Fav」と表記するね。クセなんで。

有益なTweetは「いいね」>「RT」になる

断言するけど必ず見出しのようになる。例外はない。

たとえばね、僕のこのTweet。「有益な動画をシェアしたもの」なんだけど、RTが7に対してFavが25。ね、おもしろいでしょ。

この傾向は、コンテンツの発信が一次か二次かに関わらない。なので、僕がブログを書いたりなんらかのコンテンツを発信した時、それが有用であれば絶対にFavのほうが多くなる。そして、だれかが僕のコンテンツをシェアして二次発信しても、やっぱりこの傾向は変わらない。

何度も言うけど絶対にこうなると断言する。良心としていちおう99.9%と言っておくけど。たまにいらっしゃる「やたらRTが多い人」でも必ずRTしないでFavする

そしてもうひとつ。これは重要だと思うんだけど、有用なコンテンツを見つけたときにも積極的にRTする層が存在する。彼らを味方につけるとお互いオイシイ思いができるかもしれない。

というのはね、健全なGive&Takeは、お互いにGiveしまくることで結局双方が得をするから。簡単でしょ?Takeを延々待ってるセコい人に集られがちなのは、リアルでも一緒だよね。

ネタや怒りを買うTweetは「RT」>「いいね」になる

では逆にFavのほうが少なくなるTweet、つまり「拡散されやすい」ものはどんなものか。相手の感情を揺さぶるTweetだよ。ちなみにこっちは前節ほど強力には働かない。だけどこの傾向が非常に強いよ。

ネタTweetについては、リアルにおいてしょうもない馬鹿話で盛り上がる心理に近いと思う。「そういう話題を提供して上げる」という欲を満足させられるんじゃないかな。

でね、もういっこは「感情を動かすTweet」といいつつ怒りを買いに行くのが一番強い。喜びとか悲しみより強い。これは時代の閉塞感もあるかもしれない。

よく「炎上」とか言われるけど、意見が分かれるような話だったり、主観的な意見だとなお良い。後出しで自分の優位性を誇るスキを与えると、彼らは必ずRTなりシェアして、自分の意見を述べるために拡散してくれるから。

つまるところ「炎上マーケティングだ」などという批判はいくら批判しても発信者の思い通りに振る舞う以上なんの意味も持たないと考えてる。だって君たち消費者らしく振る舞ってくれるじゃん。利用しない手はないじゃん。みたいな。

おわりに

どう?体感としてそんな気がすると思っただろうけど、事実としてそのとおりだよ。
勘の良い人はおわかりの通り、RTやFavすること自体は本質ではなく、多くの人は欲を満たせる方向に手段を取るというそれだけの話だったりする。

ということは、欲望の満足を利用すれば、自分の思い通りに人間を操ることができるかもしれない……と思うよね。
それについても考察してみているから、以下の記事を読んでみてね。もうちょっと具体的に書いてあるから。
【参考記事】:「拡散希望」と書くより100倍有効な「拡散されるTweet」とは?

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