SNSやブログによるPRが向いているミュージシャン、そうでないミュージシャン

アーティスト、バンドマン、シンガーソングライター、同人音屋に適宜読み替えてね。
Auramorteの蟻坂(@4risaka)です。ご機嫌いかが。

最近はスマホでインターネットがカジュアルな存在になって、かつてアングラだったそれもすっかり生活の一部になった。
それどころか、「スマホのアプリを起動する」という意識のほうが強くて、「インターネットにつなげている」という意識はもう殆どないと言って良いよね。

で、そんな時代だからネットを制することができる人は強いんだけど、ひとには向き不向きがある
というわけで、SNSとかブログを使いこなせるタイプの人とそうじゃないタイプの人を主観的に分類してみたよ。

「向いてる!」と思ったら今すぐ始めてみて、「向いてない!」と思ったら弱点を塞げば大丈夫。

SNSやブログによる発信に向いている人

まずは向いている人から。

自分の知的資産をバラ撒ける人

ひとことで言えばGive&Takeで言うところのGiveをひたすら膨大にやり続けられる人。

創作活動をやるからには「売れたい!」とか「有名になりたい!」という野心があるので、周りにいる人にそれを手伝ってもらう、つまり「協力のTakeを仰ぐ」姿勢をとりがち。

そんななかで、的確にノウハウとか経験とか、自分の持ち味を活かした価値のある情報を発信できると強いよ。

なにが強いって検索にヒットしやすくなるから思わぬところからお客さんを増やせるかもしれないんだよね。あと、経験に基づく発信であれば、それに関して物議を醸して拡散され、バズることだってありえる。

そういう「音楽以外の発信行為」をハシゴにして本来の目的に近づくことだってできるんだよね。だから、自分の知的財産を遠慮なくばらまける人は、「情けは人のためならず」の本来の意味みたいな効果があると思う。

広くアンテナを張れる人

次に、「広くアンテナを張れる」ということ。

このアンテナというのは情報のインプットをするための手段なり話題の広さのことなわけだけど、例えば音楽でも、インディーズ、洋楽、J-POP、ジャズ、色々あるよね。それらのあらゆる話題に食いついていければ食いついて行けるほど良い。

なにが良いかというと、色々知ってると発信できるネタのカバー範囲が違うんだよね。できれば音楽から遠いところのアンテナを張れるようになっておくといいかも。音楽という創作趣味をやっているならきっと多趣味だろうし、いろんなことについて発信できるんじゃないかな。

そして、たくさんの話題を発信できるとSNSで繋がれる他分野の人もそれだけ増えて、コミュニケーションの範囲とか拡散可能性も広がるという寸法。それと、いち早く新しい話題をつかめるアンテナを持っておくと、ブログなんかだと先行利益に預かれるので、発信力もそれだけ強くなるよ。

鈍感力のある人

さて、音楽と違ってSNSとかブログというのは「拡散」という媒介手段がある上に短い文章だから、誰でもカジュアルに閲覧できちゃう。

なので、実際のところ何を発信しても誰かが足を引っ張ろうとしてくる。これほんと。特にこの記事みたいに考えとか意見を書いたタイプの記事なんて、価値観の相違は必ず起こっちゃう。

で、そのときほどほどに鈍感になれる人は続けられるバイタリティがあると見て良いと思う。一番良いのは全く反応しないことなんだけど、それは中々難しいのでとりあえず「適当に受け流せる」こと。

発信すればするほどそんな目にあう可能性が高くなっていくので、いちいち相手してたら精神的に消耗しちゃってとてもじゃないけど続けられる状況じゃなくなる。だから結構大事かも。

ただ、「SNSの通知を切る」とか「エゴサーチしない」とかで仕組みレベルのスルーをすることはできるので、「鈍感力ないから駄目だわぁ」じゃなくて試行錯誤してみるのもいいと思う。

SNSやブログによる発信に向いていない人

それではみなさんお待ちかね(?)、向いていない人。

承認欲求のおばけになっちゃってる人

SNSでとにかく拡散とか「いいね」されることでドーパミンの奴隷になってる人はまずいかもしれない。

というのは、そんな感じで目先の欲を満たすためにどんどん壊れていくかもしれないんだよね。

最初は手とかの一部だけアップロードしていた女の子がどんどん娼婦みたいになっていくの、なんとなくわかるでしょ?ミュージシャンとかアーティストの肩書のある人が無自覚に貪欲になって壊れていくとしたら、さあ、あなたはどう思うだろう。

あと、「つながり」に溺れるあまりフォロワーと共依存的になってアカウントが消滅するパターンも見たことがある。対等な距離感で接することができたらいいね。

反応しすぎる人

「鈍感力のある人」の裏返し。前節に絡めるならアドレナリンの手下になっちゃってる人。

何についても反応してしまうのは結構危険。個人的にはポジティブな情報にも淡々と接するのが良いと考えてる。

理由は、まずネガティブな情報に怒りとか悲しみでSNSやブログの投稿をしてしまうタイプの人。これは、結果的に第三者を遠ざけてしまうことになる。いちいち不快な文章を都度言葉にする人に、新しいファンは寄ってくるのかな(カルト的なのは置いといて)。

「いいね」の数とか「再生数」「売上」みたいなポジティブな情報についても、ちょうど「報酬などの外発的動機付けが与えられると、報酬が与えられなかったときにモチベーションの落下が激しくなる」という研究(※1)があるように(アンダーマイニング効果)、淡々とこなしていかないと心が折れちゃう。

(※1)エドワード・L・デシ “Effects of externally mediated rewards on intrinsic motivation.”


つまり一言で言うと「快楽、怒り、悲しみなどの欲求に支配される人」は、結構早い段階で継続していけなくなる状況がくる、っていう考え。逆に、そこにさえフタができればきっと大丈夫。考えてみよう。

おわりに

要するに向いている人と向いてない人というのは表裏一体みたいな感じで、向いている要素の裏返しが向いていない要素になるよ。

あと、「向いている/向いていない」は「やりたい/やりたくない」とは無関係だし、続けていくうちに鍛えられることがあるから、「まずはやってみる」のも大切。ポイントは「自分のコンテンツを厚かましく売らない」ことかな〜。PRって空気づくりだし。

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