ひねくれ者のあなたのための同人音楽即売会ツッコミ3連発

良いとか悪いとかじゃなくて、「Why?」を持てという話。
Auramorteの蟻坂(@4risaka)です。ご機嫌いかが。

コミックマーケットはもう90回、M3も97年から数えてもう40回だったかな。すごいよねー。

だけど、流石に90年台からやってると、もう何が目的なのかよくわからん風習に引きずられている人が多い気がするので、ここはあえて伝統とか特有の文化にツッコミを入れてみよう。

伝統、風習、文化に敢えて疑問を唱える

それでは全力で水を差してみよう。正しいとか正しいじゃなくて「はっとした」のならばそれで良し。

CDで頒布する

頒布媒体の話。このブログに限らず蟻坂名義で色んな所に書いてる話なので聞き飽きたかも知れないけれど。

CDプレイヤーが絶滅危惧種になりつつある昨今、はてCDで頒布する意味とは?

ジャケットや盤面のデザインも作品の一体であるから拘りたい、うん、わかる。
所有欲を満たす意味でCDが最適。うん、そうだね。
自分で作ったという成果を手元に置いておきたい。あー、いいよね、それ。

さて、媒体自体には頓着しないのはなんだかフシギに思えないだろーか。実のところ「みんなやってるから」だったりしないだろうか。

「みんなやってるから」でも、根拠が「下手を打つより確実に売れる見込みがある」とか、ちゃんと根拠を自分で考えて出せてるならいいと思う。

カタチに拘るならCD以外の物理的な何かでもいいじゃない。所有欲ならもっとわけのわからないモノを作ってみても面白いじゃない。成果を手元に置きたいなら、それこそCDである必然性はなさそうじゃない。

これはね、否定ではなく「疑問を持ってみてもいいんじゃないかな」という提案。まだまだ日本はCD大国だし、海外でもCD販売しているアーティストは大勢いるから、一概にこの文章に流されてアンチCDになるのは本質的な考え方の部分が何にも変わってないから気をつけようね。

現金主義

別に即売会に限った話じゃないんだけど、現金主義、あと頒布物をテーブルに置く主義。これにちょっとだけ「どうしてー?」って余計なことを言ってみよう。

まず、Twitterなどで見かけるのが、巧妙な方法を使って頒布価格をちょろまかして安く買ったり、偽札をつかませるという完全に悪意のある買い手の存在。 で、これにおける対応は今のところ注意喚起と売り手の監視能力に依存している。

ということは、裏を返せばこの仕組であってくれる以上悪人にとってはスキだらけといえる。世の中の悪意のある人間をなめちゃいけない。「気をつける」で防げたら世の中から事故なんて消え失せてるんだよ。

同じように頒布物をネコババするひとも居るらしい。そりゃ商品が目の前に置いてあるんだからやろうと思えばやれるよね。「どうしてそういうことするんだ!」と憤慨するのは結構だけど世の中の悪意をなめちゃいけないんだってばー。

で、これ、単純にSquareなどのオンライン決済サービスを使ったり、頒布物の置き方を売り手本位にすると簡単に対策できたりする。つまりルールじゃなくて仕組みからフタをするやり方ね。それでも人間の可能性に期待するのは、うーん、「同人っぽい」。

とは言うものの、日本全体が現金第一主義人間だらけなので、決済サービスはその中の更に小さいコミュニティである同人畑ではとても流行らない。難しいね。でもブース設営を工夫するくらいはしてもいいと思う。

定期の即売会に備えて新譜を出す

同人音楽といえば定期的に開催される即売会。

さて、最近ごく一部のひとたちが感じている違和感に、ただなんとなく即売会に併せて作っている感というものがある。「そんなことないよ!」と言うのは結構なんだけど、今一度考えてみる。

……そもそもなぜ今の時代即売会に限定するのだろう?

BandcampとかBASEとか、個人が販売するための場所はいくらでも確保できる以上、少なくとも拘る必要はなさそう。だけど、多くの人は即売会に依存する。いやそれ自体はコミュニケーションが目的ということでいいんだ。

問題はリリースタイミングが即売会にぴったり合いまくること。これだと自ずと1年に1枚か2枚、そしてタイミングは必ず最大の即売会であるM3が開催される春か秋に絞られるよね。

この矛盾というか違和感はね、表現したいという目的が先に立っているはずなのに、なぜか発表のタイミングが即売会という外部環境に依存するというところ。よくバンドが「〜年ぶりに新曲!」とかやったりするけれど、タイミングにばらつきが出るのは好機を待つからなんじゃないかと思うんだよね。

即売会のタイミングにぴったり合わせると、もしかしたら出がらしの状態の頭で無理矢理何か作っているという違和感があるんじゃないかな。本当にそれでいいんだろうか。目的と手段が食い違って、強引な制作に疲れちゃいないだろうか。

本来「作品のための即売会」ではないんだろうか。まさか「即売会のための作品」を作るつもりで同人始めたわけじゃないよね。ねえ、考えてみようよ。

おわりに

いのべ〜しょんというのは誰もやらなかったことから始まるし、最初は必ず嗤われる。だけど表現・創作の誇り高さってそういう共通点あると思うんだよね。いいのかなぁ、有象無象になって。なんてね。

ほら、変化に文句を言ったり新しい世代を馬鹿にしたら老害の始まりだって君たちよく言うでしょ。

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