同人音楽サークル「Israfine」はポストAsrielに成りえるかもしれない

なりえる!と期待したい。
Auramorte(@Auramorte)の中の人、蟻坂だよ。ご機嫌いかが。

なんか面白そうな同人音楽サークルが出てきたので勝手に紹介するよ。カテゴリが無かったのと今後書くか怪しいので「Essays」にまとめてるけど勘弁。

Asrielの解散とその後

突然だけど、同人音楽サークル「Asriel」をご存知だろうか。

Asriel – Wikipedia

もう解散しちゃったんだけど、個人的にはSound Horizonに並ぶレベルで大きくなった同人上がりのメジャーアーティストだと思う。

  • 非常に文学的な歌詞
  • 透き通るような高音
  • 勇壮なストリングスにギターやベースのアレンジ
  • キャッチーなメロディ
  • 幻想的なジャケットイラスト

と、実際のところ今日の「同人ゴス」の礎になったアーティストであると言っても過言ではないと思う。それくらい後続のゴシックを標榜する同人音楽サークルが影響下にあるんじゃないかな。サウンドの特徴みんな似てるもの。

でね、彼女らが解散してしまったあと、スピンアウトしたメンバーはそれぞれ別のプロジェクトを立ち上げて頑張っているのだけれど、元ファンとか同人ゴスシーンを追いかけてきた人からみたら、その空いた椅子が不在なんじゃないかと思う人は少なくないはず。

いや、似たようなサークルはいっぱいあるんだけど、あの透き通ったガラスのような雰囲気を演出できているかといったら、それぞれが別の個性を発揮していると思うんだよね。それはそれで良いんだけど、では「ポストAsrielか?」というとそうではない。

出たかポストAsriel?

そんな矢先、2017年10月15日に突如としてその椅子を取りに来たサークルが現れる。

それが、今回の記事のタイトルにした同人音楽サークル「Israfine」。一言で言えば徹底的にポストAsriel。 まずサークル名がどう見てもアズライールの代わりにイスラフィルから由来させてるっぽい辺りとか、つかみは完璧。

気になるね?

気になるでしょ?

なには無くとも早速紹介に入ってみよう。

初期Asrielを彷彿とさせる第一印象

始動直後にファーストアルバムを出す快調な滑り出し。現れたるは特設ページ。

1stAlbum「終わりの涙と始まりの旋律」 – Israfine

超かっこいい。なにこれ。

  • ロゴがかっこいい(そしてAsrielっぽい)
  • 白を貴重とした儚げな雰囲気
  • 幻想的なイラスト(Asriel的ポイント!)
  • アルバムのタイトルもAsriel的「終わりの涙と始まりの旋律」

強烈なリスペクトを感じざるを得ない。それでいてオリジナリティはしっかり発揮しているのだから、まさに「ポストAsrielだ!」と第一印象としてすぐ感じたのね。どう?そんな感じでしょ?

音源の雰囲気も「ポストAsriel」を抑える

では気になる音源。これもばっちりポイントを抑えてる。

  • 非常にキーの高い女性ボーカル
  • 絡み合うギターとストリングス、疾走するリズム
  • キャッチーなメロディ

うんうん、雰囲気としては初期Asrielに近いと思う。
知ってるかな、初期のAsrielって「いかにも打ち込み!」な感じのペケペケしたギターとか、リバーブが効きすぎのミックスとか、お世辞にも「音源としての完成度が高い」とは言えなかったんだよね。でも、丁寧なアレンジや歌唱力、歌詞はその時点で健在だった。

そして粘り強く創り続けた結果、メジャーデビューして音質もすごく良くなって、より完璧に近い形になっていったんだよね。

Israfineの新譜にはその「初期」の雰囲気を感じて、正直なところ荒削りではあると思うんだけど、雰囲気のトレースと楽曲ひとつひとつの丁寧さ、そして「ポストAsrielであろうとする情熱」を非常に強く感じて、総合的にはかなり完成度が高くなってる。全力でリスペクトしつつ独自性を発揮しないとここまでのものは創れないよね。

この「丁寧さ」っていうのが大事だよね。どんなに音質が良くてもテキトーに作ってるとやっぱりわかっちゃう。そういうのがない。

分業制という特徴

Asrielと決定的に違うのは参加メンバーが多いということ。これ、結構メリットが有ると思う。

ほら、Asrielの解散理由って黒瀬さんがUROBOROSやりたかったからっぽいじゃん。少人数だとそれぞれに依存しちゃうからこういうトラブルの時リカバーできないんだよね。

そこが作詞、作曲、編曲、ボーカルと分業すると、別に人間関係じゃなくても体調面とかのトラブルでもカバーしやすい。バンドじゃなくてサークルだと尚更。

まぁこのサークルは皆仲良さそう(ていうか付き合いが長そう)なので心配ないと思うし、 そんな聴き手目線の都合じゃなくても、

  • アレンジや作詞の幅が広がる
  • 特にボーカルが複数いることで表現の幅も大きくできる

というのは、Asrielにはできない独自性なんじゃないかな。その辺の活用は1stアルバムでもやってる(何か電波っぽい曲が1つある)ので、面白そうだね。

おわりに

出だしでこのレベル。とするならば、Asrielが通った歴史から妄想するに、今後じわじわ人気が出て、音質が良くなって、いつのまにか大きなサークルになっていることも想像できるね。わくわく。

というわけで、Asriel解散ショックで衝撃を受けて、そこに空いた穴が中々埋まらないそこの貴女! 絶対に見逃してはいけないよ。今後の活躍にぜひぜひ期待したいところだね。

1stAlbum「終わりの涙と始まりの旋律」 – Israfine

Youtubeで1曲フルで聴けるよ!

え、Auramorte?いやぁそんなワタクシ共なんて

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