オンラインとオフラインを使い分けた本の探し方。 Auramorte(@Auramorte)の中の人、蟻坂だよ。ご機嫌いかが。
出版不況といいつつ、電子書籍と紙書籍を合わせると、とても読み切れないだけの量の出版物が1年のうちに発売される。そんな中から、自分が興味のある本を的確に選び出すのははっきり言って情報洪水で困難を極めるよね。
こんなときにどうすればよいか?という話を、僕の実践から書き起こしてみたよ。
探し方の観点
まず、情報が多すぎるので能動的に探しに行くのはある程度諦める。だからPRとかそういうのに乗せられる形になるんだけど、人気なものは大体面白いから大丈夫。レビューの星はアテにしないほうがいいけど(サクラがいる)。
てことで、それを踏まえてどうやって探すか、使うツールは以下の通り。
- PC
- RSS
- メール
- 足
- リアル書店
簡単でしょ?では次節から説明していくね。
具体的な探し方
オンラインの方法2つと、オフラインの方法1つ。僕がひきこもり気質なのもあって、オフラインの方法はまだまだ開拓の余地があると思うけど、とりあえず1つということで。
特定のTwitterアカウントをフォロー
レビューの星はアテにならないけれど、読書量が多い人、かつ特定のカテゴリに詳しい人であれば、その内容がいい加減かどうかの審美眼も優れている。したがって、インフルエンサーを頼るというのは結構いいと思う。
まず基本は「きんどう」さん。Kindle情報ブログ最大手なので、まずセール情報はここで確実につかめるよ。そこからAmazonのセールページを「おすすめ順」でソートして吟味する感じ。
\カーニバルだよ!/
【50%OFF以上】 Kindle5周年記念キャンペーン https://t.co/tG3rvnypsV 20,000冊以上の書籍・雑誌が50%OFF(19日まで) pic.twitter.com/LndMVzUkH2— きんどう (@zoknd) 2017年10月11日
次に個人のアカウント。本のジャンルによって違うんだけど、起業家とか会社のトップの人なんかが薦めるビジネス書は、実績の裏付けにも近いという意味で良いと思う。
個人的にはLINEの田端さんのおすすめとか。
この本、マジで衝撃を受けた。ここまで数学的な理論と売上を上げるコミット意識に裏打ちされた実務ノウハウの両方が高度に融合されたマーケ本は初めてだ!!必読! >森岡 毅 「確率思考の戦略論」〜USJでも実証された数学マーケティングの力 https://t.co/9HwILTBka4
— 田端 信太郎 (@tabbata)
2016年10月12日
あと外せないのは出版社のアカウント。出版社のTweetってことは売りたい本の話しかしないってことなので、そこは自分で判断しなきゃだけど。
『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』は、3章まで読める無料拡大お試し版電子書籍も配信しています。ご興味あるかたはぜひチェックしてみてください。CDが売れない時代になった、その原因のいくつかがここには書かれています。https://t.co/VMHrUfxq4f
— 早川書房 (@Hayakawashobo)
2016年9月26日
オンラインショップのメールマガジンを登録
お次はオンラインショップからのレコメンドを受け取るようにしてみよう。
これは、いうなればリアル書店の「書店員の作ったPOP」相当のものだと考えるといいよ。つまり、そのお店が売りたいもの、話題になっているものを簡潔にまとめて発信してくれているってこと。
言い換えるとこれもやっぱり売りたいモノの情報ばっかり届くってことなんだけど、とりあえずハズレを引く可能性はかなり低いので、自分で頑張るより確実だと思う。
オススメは、というか僕が使っている範囲だと
がいいと思う。特にhontoは紀伊国屋とジュンク堂書店が統合した関係でカバー範囲が凄く大きいし、電子書籍クーポンも配ってるね。(hontoの電子書籍は専用のリーダーアプリじゃないと読めないし、Kindleより使いにくいからおすすめしないけど)。
本屋へ足を運ぶ
ここまでのやり方は、全て「発信者に情報を依存する」という方法になってきてる。ということは、さっきから書いてるけど「売りたい本」とか「薦めなきゃいけない本」みたいなあんまりフェアじゃない情報が紛れ込む可能性が多分にある。
そこで、ネットでウィンドウショッピングしてたら絶対にできない、本と「ばったり」出会う方法としてリアル書店に行くというのを強く薦めておく。
僕は電子書籍も紙書籍も読むけど、後者は専らジャケ買い、あるいは立ち読み買い。だってKindleストアの本が安いし。じゃなかったら偶発的な出会いを求めるしか無いわけ。
選び方のポイントは、個人的には以下の様な感じ。
- 平積みはどうせ話題の本なので適当にスルー、気になるやつは立ち読みしてチェック
- 本棚に入って売ってるやつを端から端まで眺める
- 普段読まないようなジャンルの棚に向かう
自分の足と目が生み出す偶然に賭けるような感じ。本の虫なら本に囲まれているだけで愉しいはずなので、文学でも技術書でも哲学でも宗教でも、ネットのレコメンドのように「無意識の情報制限」が無いのを利用して、大きな書店の隅々まで足を運んでみよう。そこから新たなジャンル開拓ができるかもしれない。
おわりに
一番最後の「リアル書店でなんとなく選ぶ」のは本当に愉しいので本当にオススメ。そんなふうにして買ったら当たりだった本もいくつかあるので、ついでに紹介しておくね。
これとか、哲学のコーナーからちょっと外れて人文系のところに迷い込んでちょっと立ち読みして勢いで買ったやつ。