その名も「メルアドぽいぽい」。 Auramorte(@Auramorte)の中の人、蟻坂だよ。ご機嫌いかが。
うーん、もはや音楽プロジェクトのブログの記事じゃない感満載だけど、一応意図はあるので書くことにしたんだ。まずは前提の確認をする段落から始めるので、さっさと結果が欲しい人は適当に読み飛ばしてね。
「タダより高いものはない」
うん、「タダより高いものはない」という格言について今一度確認しておこう。
無料配布の対価
音楽やってると「無料サンプルを配布!」とか、音楽に関係なくても、たとえば読者のみなさんでも関わってきそうなところであれば、以下の様なものがある。
- フォントを無料配布!
- Photoshopブラシを無料配布!
- 1,000円の教材をPDFにして無料配布!
だけどね、冷静に考えて欲しい。純粋な善意でタダで配るってことあると思う?今まで素晴らしい善人に囲まれて生きてきたんだったら本気でそう信じるかもしれないけれど、世の中何らかの対価をお互い渡すことで回ってるもののほうが多いんだから、こういうパターンでも冷静に考えてみよう。
メールアドレスを渡すパターン
なんとなくわかると思うんだけど、前節で挙げた「無料配布」は、金銭という観点であれば確かに無料なんだけど、実際のところメールアドレスを入力してアカウントを開設しないとダウンロードできないのがほとんどなんだよね。大手であってもよくわからないサイトであっても基本は一緒。
で、小さく書いてあったり別のページだったりする箇所にメールアドレスや個人情報の取り扱いに関する規約が必ず書いてある。これは法的な話なのでそりゃそうなんだけど、しれっとニュースレターの配信に使うとか関連サービスに使うことを許諾するものとするとか書いてある。
するとどうなるか。登録した直後にセールスメールがいっぱい飛んでくるようになるんだよねぇこれが。ほとんどの場合配信停止にできるけれど、解除するのは面倒! ……という具合に、人間の「めんどくさい」の心理を巧妙についた戦術だと思う。
要するに、
- 「タダ!」で話題を広げて、アクセスを集める
- たくさんアクセスしてもらったうちの数%でいいのでメールアドレスを収集する
- セールスと銘打って有料商品の紹介をして、購買意欲を刺激する
というカラクリだったりするわけ。徹底的にドライにできるならともかく、人間は欲望の生き物なのでなかなか難しいものがあると思うし、質の悪いものだとメールアドレスがどっかに流出してるとか配信停止押しても停まらないとかあるよ。
(参考: 総務省|電気通信消費者情報コーナー|迷惑メール対策)
じゃあ、そんなのに引っかからないようにしつつ恩恵だけ享受するならどうすればいいか?そこで今日の記事の本題が出て来るってわけ。
「メルアドぽいぽい」をつかってみる
というわけで登場するのが、このファンシーな名前のサービス「メルアドぽいぽい」。
捨てメアド【メルアドぽいぽい】| Instant Email Address
なんとなく想像つくと思うけど説明してみるよ。
使い方
使い方は簡単。iPhoneだったらApp Store、
PC/Macだったらブラウザのアドオンが楽かな。
捨てメアド【メルアドぽいぽい】 – Firefox 向けアドオン
捨てメアド for Chrome – Chrome ウェブストア
で、以下はFirefoxアドオンで説明するけど、画面は一緒なのでたぶん大丈夫。
一番上のメニューから「アドレス」を選択して、開いたページの「メールアドレスを自動生成して追加」を選ぶ。
すると、作成完了するので、「アドレスのコピー」を押す。するとコピーされているので、メールアドレスを入力しないといけないところにペーストする。以上!
簡単でしょ?
必要なものを受信したら、メールアドレスの一覧から右の「●」をクリックして、「削除」を選べばOK.
アドレスは消えるけど受信したメールの内容は消えないのがミソ。
留意点
でね、これ、送信側から見たら送れないアドレスが出現することになるのでたぶん迷惑なんだよね(リストから自動で外すようにしてるかもだけど)。
だから、誠実なメーカーとかWebサイトが無料配布しますーってアカウント登録を要求しているなら、別にそれくらいやってあげてもいい、くらいの優しさはあっても良いと思う。
だけどね、中にはオプトインアフィリエイトの餌食にされるパターンもあるので、そういう匂いを嗅ぎ取ったら(なんか胡散臭いなぁと思ったら・不安だったら)、これを使ってみるのが良いと思う。個人的な正義の行使だから覚悟はしてね。
おわりに
大した内容じゃなかったけど、世の中の悪意から身を守るのにはこういう知識も必要だよネ。
ちなみに迷惑メールに対する正攻法は以下のページに書いてある対処方法がいいよ。情報提供用アドレスに転送しちゃうの。